2009/09/02 のアーカイブ

全日本サーフィン選手権 DAY1

Posted: 2009/09/02 カテゴリー: サーフィン
第44回全日本サーフィン選手権が三重県志摩市国府の浜で
8月26日(水)から30日(日)開催された。
 
全国約11000名のNSA正会員が支部の各クラス予選を勝ち抜き、
860名の代表選手が一同に会する日本アマチュアサーフィン
最大規模の大会である。
 
僕は茅ケ崎支部のロングマスター部門の代表選手として参加した!
 
この全日本の一週間前には、
地元の辻堂海岸で東京の老舗サーフショップ
ザ・サーフのユーザーと地元ローカルチームウェーバーズと共同開催の
第7回ビーチカーニバルにロングクラスとレトロボードクラスに
出場した・・・
 
全日本の前哨戦として、なんとか手ごたえを感じたいと思っていたが
ロングクラスには地元ウェーバーズの仲間で五十嵐さんという強敵が
いるし、サーフのチーム員で東京支部ロングメンクラス代表の半沢君も
エントリーしているので、楽になんて勝てそうにない!
去年も二人には負けちゃっているし(笑)
 
 
事実、ファイナルに残るまでも危ういヒートがあって支部代表選手としては
大丈夫か?と思われる試合をしていた・・・
 
 
ファイナルもインターフェアをしてしまい3位という結末だった・・・
 身内が多い試合に、そこまで厳しくしてもなぁという甘さの反則だった。
 
このインターフェアという選手としては最悪の反則が
全日本でしなければいいと自分に言い聞かせ、気持ちをリセットした!
立ち直りの早さは一流選手並みかもね(笑)
 
試合会場の国府の浜に入る前に伊勢神宮の外宮と内宮に参拝に行った。
とても気が満ちていて、パワーをもらえると言っていたが、
僕的にはそんなことはどうでもよく、ここまでこれた事を感謝した・・・
 
 
27日(木)一緒に伊勢入りしたのは茅ケ崎支部ロングメン代表の
小室慶太君だ・・・
彼は器械体操をバックボーンにかなりの身体能力の持ち主だ!
現役の時は2回宙返りの一回捻りを入れるレスポンスがあったそうだ・・・
 
どおりで海の近くに住んではいないのに
週1~2回のサーフィンで代表を勝ち得たわけである・・・
もちろん身体能力の優位性だけではなく、コンペに必要な
集中力やタフなメンタルも持ち合わせていたからだろう!
 
だが普段の彼は性格もコンペ好きにありがちなイケイケで
アグレッシブさは全くなく温厚で物静かな青年だ・・・
この彼が今大会に大躍進するなどお伊勢参り
の時点では想像もしてなかったわけだが・・・
 
 
会場入りすると湘南とは違った強い日差しと真っ白なビーチが
迎えてくれた・・・
 
波は前日よりサイズダウンしたようだがセット胸くらいは
あるようだ!支部長や前日入りしていた選手に、到着の挨拶し
茅ケ崎支部の試合結果などを聞いた・・・
キッズ~ジュニアまではファイナルを待たずして全滅していた・・・
 
長いドライブでの汗と疲労を落とすために、
会場横で小室君と軽く波乗りをして国府の浜の波の
特徴をつかむことにした。
 
海の中ではヒート前の調整中の若手やらロングボーダーで混んではいたが
そこは各支部の代表選手、マナーは誰もよく
混んでいる割に秩序立っていた・・・
 
しばらくすると東京支部の半沢さんが近づいて来てくれ
お互いにエールの交換やポイントの情報を聞いた!
 
 

藤沢支部の中野さん(前回ロングマスター優勝者)
僕が第一ラウンドであたる山崎市朗さんも海に入って来た!
 
市朗さんはJPSAの前身のショートのプロでもあり
ロングプロの発足時に公認を辞退され世界タイトルを取る為に
アマチュアコンペを続けられていたと記憶している。
10年前の全日本ロング部門の優勝者である
還暦を過ぎた超有名サーファー&シェーパーである・・・
 
お二人がどんな波乗りをするのか、じっくりと観察する・・・
お二人とも僕より年上なのに、パワフルなパドルで
乗りづらいはずの波を次々に取って行く・・・
 
乗れば、ノーズや当て込みも力みなしでスタイリッシュに
こなしている・・・やはり上手い!
 
 
僕はモンランのボスが来日時にわざわざハンドキャリーで
持って来てくれたニューロングがどうも調子が上がらず
テイクオフも今までのロングより遅く、
マニューバーも思ったイメージで動いていない事に気付く・・・
 
駄目押しはマサの応援に来ていた中川さんの一言
「テイクオフが凄く遅いですね・・・」と
この一言で折角持って来てくれた板だが、使うのをやめ
いつも使っているロングに変え調整したら
これが押しの弱い波にジャストフィットして先ほどとは
別人のように波に乗りまくり初日の調整を終えた!
 
ふ~~!中川さんの一言がなかったら調子の上がらない板を
使い続けていたかも知れなかった・・・中川さんに感謝!